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社長インタビュー 松岡建設株式会社代表取締役 松岡茂雄
守り続けている松岡建設独自の決まりごと。

ー お客様に松岡建設の大事にしている部分をどうお伝えしていますか。

 先代(初代)は最初に大工をしていました。その大工としての仕事を引き継いでやっていますと伝えます。特に骨組み、具体的には横架材(おうかざい)というのですが、家の土台や梁に使われている基本的な部分としての材料に松岡建設の決まりごとがあるのです。

 他の会社と比べるとその横架材の背が高くて大きい。つまり丈夫です。その決まりごとを先代が示してくれていて、僕が守り続けています。松岡建設の仕様です。それをお客様に現場で見て確認していただくとだいたい納得いただけますね。

 当然、材木代は高くなります。他社がコストを下げようとするところがそこなんですよ。しかし、それは絶対すべきではないと僕は思っているんです。横架材でコストダウンをすると、梁がたわんで床が下がったり、ドンドンと歩いていたりすると跳ねたりして、すぐにわかります。もちろん耐震にも関わってくると思います。家の基本となる部分なのです。

 お客様からの信頼という部分では、昭和44年創業という長い歴史があり、その結果1000棟近く建てているという実績も評価いただいていると思います。

雨漏りの解決は自信があります。

ー 印象に残っている仕事はありますか?

 今は、雨漏りの解決ですね。現在ではほぼ100%、原因を発見してそれを改善しています。

 雨漏りの原因は、屋根やベランダ、壁のケースなど様々です。それを外から見るだけでなく、天井のシミや壁のシミを確認、さらに天井に穴をあけたり、実際に屋根に水をかけたり、水はったり、それをした上で雨の日に実際に状況を確認します。

 風が原因の時もあります。風がきついと風の道ができているから、そうするとどうなるのかなと僕は想像するんです。例えば、庇の屋根の板金が風でめくれやすくなっていて、それを留めてみたら雨漏りが止まったり。そういった普段だとわかりにくい原因の時もあります。

 最終的には僕のカンを働かせて解決するんですが、先代からの歴史によって経験を積む機会に恵まれているのでしょうね。現場一つひとつに向きあうことでノウハウが蓄積され、それがまた仕事につながっています。 雨漏りはやはり止めないとだめです。家に大きなダメージを与えてしまうこともあります。だから僕も気合入れていきます。雨漏りの解決には自信があります。

 何か問題があったときにそれを冷静に分析して、解決して、決断していくというのが経験によってできるようになってきたと思います。仕事を通して鍛えられてきたのでしょうね。

芸術的なシュートとかホームランとか。そんな「良い仕事」がしたい。

ー 仕事をするに当たって、何を一番大事に考えられていますか。

 会社を続けることです。先代から預かったというか引き継いだ会社をずっと続けないといけないという責任があります。そのつもりで引き継いだので。

 そのためには、先代からのお客様がリフォームなり建て替えなりの際に、お客様の信頼を裏切ることができない。お役に立たないといけない。困ったことに関しては率先して、自分の知識と経験を元に克服しないといけないと考えています。逆に、会社の規模を大きくしたいといったことは僕の中ではあまりありません。

 「松岡さんに頼んでよかった」「何かあったときはまた松岡さんに頼むから」と言われるのが一番うれしいですね。そうすると頑張ろう、もっといいものを提供しようという気になります。

 いつも、プロとしての仕事をしたいと思っています。サッカーや野球でもそうですけど、芸術的なシュートやホームランってあるでしょう。そういうことをしたいんです。良い仕事をしたい。普通にやって普通にお金をもらうんじゃなくて、自分も納得して仕事をしたいですね。

 先代は山口県の萩から大阪に出てこの仕事を始めました。萩の人間というのは、理屈っぽい人間が多いんですって。僕も100%萩の血が流れてますね。物事の筋がきれいにスパーンと通るとすごく気持ちいいです。仕事でも何でも筋を通したいと思っています。物事に対しての考え方が真面目なんでしょう。家という長く付き合うものを作る仕事には向いていると思っています。